男の中の男

清水次郎長は義理人情に厚く、男の中の男だったそうです。
普通、入居の時には借主の肉親の方が連帯保証人になりますが、私のお世話になっている方が連帯保証人で入居された方がおりました。

仕事は3ヶ月に1回は変え、病気がちですがマメな性格で・・週1回は近況報告!「風をひいた」、「転んでケガした」、「会社辞めた」、「会社決めた」。
趣味は、会社に儲けさせる!って男の中の男のようなかっこい~ような事を言ってました。
ある日、「急にどうしても、来いって言うから○○県の方に行くからっ!出て行くから・・」。マンションに行ってみるとカギ2本と手紙だけで、空っぽ・・。
大家さんに家賃の照会すると、通帳記帳して無くて分からず。次の日記帳したら、6ヶ月滞納!「何で半年も分からないのです?」

借主と連帯保証人は一緒に数回仕事をしただけの友人でした。それだけの関係で保証人になる人の気持ちは分かりませんが、大家さんに6ヶ月分の滞納賃料約60万円と菓子折を何も言わず「ご迷惑をお掛けしました」と支払い、私にも「迷惑をかけてすいません」という潔さが、横に座っていた私には清水次郎長のように見えました。
連帯保証人だから支払うのうは当たり前ですが、普通の人だったら、グチのひとつでも言いたくなると思います。
 
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最終更新日: 2004/10/05 火曜日